よくない詰め物と歯周病

３０代女性の患者さんです。

「歯磨きをすると血が出る」

「前歯の見た目が気になる」

との訴えで来院されました。

歯と歯の間になにか詰まっているのでしょうか？

なんだか、ガタガタ・グチャグチャしてますね。

歯茎も赤くなって、腫れている様子です。

とりあえず、フロス（糸）とブラシで汚れを落としてみました。

歯と歯の隙間がわかるようになりました（つまり、汚れが詰まっていたということ）

出血が強く、歯茎の炎症があります（詰まった汚れが悪影響していたということ）

なんだか茶色くてガタガタの詰め物がしてあります（汚れが詰まる原因みたいです）

ここから詰め物のやり直し、歯茎の中の歯石取りを行いました。

歯の輪郭が修正されました。

さらに歯茎の中の汚れが除去され、歯と歯の隙間が大きくなりました。

この隙間には、いままで大量の汚れと歯石、不良な詰め物が詰まっていたわけです。

よくよく考えると、気持ち悪いですよね。

この後、正しい歯磨きのやり方と、フロスの使用方法を説明しました。

清潔に保つことができれば、歯茎がキレイに治ると思われます。

今回の詰め物は、簡易な顕微鏡を使い、３色程度でささっと直しました。

この程度でよければ保険治療内で行います。

より審美的な修復をご希望の際は、ダイレクトボンディングを選択してください。

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