とても大切な歯周病の治療
このブログでは、いつも審美歯科やダイレクトボンディングばっかり報告してます。
審美治療大好きです(笑)
でも、私のルーツは元をたどれば歯周病治療です。
一応、大学病院の歯周病科出身です
歯科の疾患はよく建築に例えられます。
歯周病治療で土地の地盤を整え、歯内治療(歯の神経管の治療)で建物の基礎を作り、支台築造(被せものを被せるための土台)で柱を立て、補綴治療(被せものなどで歯をつくる)で屋根を作る。
このように、歯周病治療はあらゆる治療に先立ちます。
セラミックでどんなに美しい歯を作っても、ホワイトニングで白く見せても、歯槽膿漏で地盤から総崩れしてしまうリスクがあります。
にじの森歯科クリニックでは、患者さんに必ず「こういうリスクがありますので、歯石取りをされませんか?」とお訪ねします。
幸いにも、今のところ「いや、いいです」と言われたことはありません。
また、「ずっと歯科にかかってなかったけど、知り合いに勧められて、思い切ってきました」という患者さんが最近多く、だいたいの方が歯槽膿漏になっています。
なんと、日本人の5人中4人が歯周病だそうです。
実際に診療をしている感覚でもそのくらいかな〜と感じます。
にじの森歯科クリニックでは、国家資格を持った歯科衛生士さんが歯周病治療を担当します。
歯科衛生士は担当制で、治療からメンテナンスまで一貫して同じ衛生士さんが担当します。
診療室も歯科衛生士用の固定ブースを作っています。
よく歯科衛生士ブースから笑い声が聞こえてくるので、歯科医師ブースも負けてらんねぇ!とか思っています(?)
技術的にも正直、歯石除去に関しては私より衛生士さんのほうが上手みたいです。
…くやしい。
歯石取りが痛くないから、とご紹介いただくことも多くなりました。
あ、あんまりハードル上げると衛生士さんに怒られますので、この辺で。
このように、歯周病治療にもかなり力を入れています。
私もヤバいかな〜と思われたら、お気軽にご相談ください。