子供の矯正ってどうなんですか?

ダイレクトボンディングばっかりなので、違う記事を。

日常的にはダイレクトより、子供の矯正とかインプラントの方を多くやってます。

ダイレクトボンディングはわかりやすいし、1日でできるので記事にしやすいんです(笑)

さて、友達が当院で矯正治療をしているので、ご紹介で来院された患者さんです。

当時小学生低学年の男の子ですね。

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まあ、普通のお母さんなら心配になりますよね。

前歯の反対咬合、叢生(歯が並ぶスペースの不足)がみられます。

反対咬合のまま咬み込んでいますので、自然な改善はないと思われます。

しかも下顎が右側(写真で左側)に変位しています。

歯科矯正治療の必要性が強いです。

放置した場合、将来的に抜歯矯正や外科矯正(顎の骨を切る入院手術)が必要になる可能性もあります。

「成長に伴って改善するかもしれないので、様子を観てみましょう」は怪しいかもしれません。

さて、治療計画はまず反対咬合を改善し、さらに歯並びのスペースを作る側方拡大を立案。

反対咬合は3ヶ月程度で改善し、側方拡大も8ヶ月で完了。

この2つは同時平行なので、トータルで8ヶ月の移動期間でした。

それから運動訓練と保定期間(後戻り防止のための維持期間)をとりました。

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保定終了時です。

正面からの並びもよく、裏では上下でしっかり咬みあっています。

治療期間は約1年7ヶ月でした。

治療費は装置を上顎に2つで20万円くらいでした(HP参照)

運動クラブに所属するしっかりした子供で、ご両親も非常に協力的でした。

治療期間の短縮、結果の良さに影響したと思います。

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本人のやる気があり、ご家族の協力があればとても良い結果が出せると改めて思いました。

にじの森歯科クリニック  096−339−8118