簡単な小児の反対咬合治療
開業当時、にじの森歯科クリニックは顕微鏡治療で認知してもらおうと思ってまして、ダイレクトボンディングとかマイクロスコープの話題を多く出していました。
でも実際は、小児治療や小児矯正が非常に多いです。
小児矯正は現在70名くらいを現在進行形で治療中です。
開業当時から徐々に治療方法を変えてきました。
そのなかで、比較的相談が多い「受け口(反対咬合」について。
3歳児歯科検診や、園の歯科検診で指摘されて相談に来られることが多いです。
治療前後の写真です。
上が初診時の写真で、前歯が前後逆に噛み込んでしまっています。
「生え替わりの時に治るかもしれないので、経過を診ましょう」
なんて、昔は自分も言ってしまっていた時期があります。
今では「できるだけ早めに改善しましょう」とお伝えしています。
理由として、
1)自然な改善は可能性が低いこと(生え替わりで改善する保証もない)
2)反対咬合のまま成長すると、下顎の発達が促進されて下顎前突(しゃくれ)が進むこと
3)小児本人にとって食事や会話、呼吸がしづらいこと
4)多くの場合で小児の反対咬合改善は容易であること
などがあります。
そもそも、経過観察してもメリットがないんですね。
後になるほど症状も悪化します。
さっさと改善してしまった方がお得ということです。
さて、治療方法ですが、歯科矯正治療で広く使用される「ムーシールド」を用いています。
こういうマウスピース型の装置です。
装着することで前方に出ている下顎が、自然な後方位で落ち着くんですね。
経験的に使用開始から4〜6ヶ月程度で効果が目に見えてわかります。
12ヶ月程度を目安に装着継続してもらっています。
こんな感じで、装着6ヶ月時点での変化です。
非常にメジャーな装置で、Drとしても安心して使用していただいています。
にじの森歯科クリニックでは「早期矯正治療」として比較的リーズナブルに提供しています。
詳細は「小児矯正」の紹介ページもご参照ください。
こんな風にダイレクトボンディング以外の記事を増やしていこう!
にじの森歯科クリニック 096−339−8118
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