リニューアルした感染対策!

GWに滅菌室を完全リニューアルいたしました!

患者さんに安全な治療を提供するために、ぜ〜んぶ作り替えました!

コンセプトは「ヨーロッパ基準の感染対策」です。

ヨーロッパは日本よりも衛生基準が非常に厳しいです。

医院のスタッフを感染から守るための法律や、患者さんを感染から守る法律が頻繁に改定されているそうです。

にじの森歯科クリニックでは、新型コロナ感染症が流行する以前から、この事実を重く受け止め、医院のシステムをリニューアルする計画を立ててきました。

今回のリニューアルの内容をお伝えしていきます。

①ステリライゼーションルーム(滅菌ルーム)の設立

ステリライゼーションルームというのは、治療器具をきちんと洗浄・殺菌するための専用ルームです。

ドイツのRKI(ロベルトコッホ研究所)の空間要件に準拠して設計しました。

写真のように色で汚染区域(赤)、洗浄区域(黄)、滅菌区域(緑)と色分けし、一目でわかるエリア分け(カラーゾーニング)をしました。

作業工程は赤→黄→緑への一方通行がルールです。

ゆとりのある空間で、治療器具を確実に洗浄滅菌できる環境です。

②ヨーロッパ基準を合格した機器

治療器具はヨーロッパの厳しい規格(EN13060)を合格した設備で処理されます。

まず、赤のゾーンに使用済み器具が届きます。

器具の運搬は、感染拡大しないように専用コンテナとカートを使用します

こまかな治療器具は、特別に超音波洗浄機で処理します。

次に黄ゾーンの自動洗浄機(ウォッシャーディスインフェクター)「ドイツ MELAG社 メラサーム10」に投入されます。

高品質のアルカリ性洗浄剤によるタンパク質洗浄、90℃熱水による消毒5分(国際規格ISO15883準拠)が行われます。

右のほうに治療用のハンドピースが立ててありますが、これらの内部にまで高圧洗浄消毒をかけます。

手洗い洗浄では不可能な部分にまで徹底した洗浄・消毒が行われます。

洗浄を終えた器具は、滅菌パックに包装されます。

パックするシーラーも、しっかりとシールできる「ドイツ MELAG社 メラシール100+DX」を用います。

通常の業務用シーラーでは、あとで紹介するクラスB滅菌器の圧力に耐えられません。

左はハンドピースに自動注油する「ドイツ KAVO社 クアトロケアプラス」です。

高レベルに洗浄、パッキングされた器具は滅菌工程へ進みます。

滅菌器はクラス分け(ヨーロッパ規格 EN13060)されており、器具に応じた滅菌器へ投入します。

左はクラスN滅菌器「日本 湯山製作所 全自動高圧蒸気滅菌機」です。

パッキングされていない、単純な構造の器具のみを滅菌します。

一般的な医科・歯科の診療所で使用されているモデルです。

クラスNは高温高圧になるだけなので、精密器械は焼付いたり、洗浄が不十分だと逆に汚れが固着します。(実際に器具がだんだんと焦げて変色してきます)

リニューアル後は限定的な使用になりました。

右がクラスB滅菌器「ドイツ MELAG社 バキュクレーブ31+」です。

パッキングされた器具、ハンドピースなど中空で複雑な構造の器具、外科器具等あらゆる器具を高レベルに滅菌します。

クラスBは、工程の中で真空状態を作り出し、高温蒸気を高圧で器具内部に送り込むことで滅菌をかけます。この加圧・減圧が複数回繰り返されます。

こちらがクラスS滅菌器「ドイツ MELAG社 メラクイック12+」です。

パッキングした器具やハンドピースを短時間で高度に滅菌できます。

MELAG社の滅菌器はすべて特別な浄水器を経由して給水されており、コンピュータで自動水質監視が行われています。

③スタッフへの専門知識教育

器具再生に必要な「洗浄 → 消毒 → 滅菌 → 保管」が適切に行われるようになりました。

作業を行うスタッフには、繰り返し研修を行いました。

設備が正しく作動していることを確認し保証する「バリデーション」も必ず行っています。

スタッフは4名を専任とし、滅菌業務のみに集中します。

県内屈指の感染対策を備える歯科医院となりました。

患者さんには伝わりづらい分野ですが、医療機関としてとても重要なリニューアルになりました。

にじの森歯科クリニックは、患者さんに安全な衛生環境を整えています!