前歯を削らずに綺麗にする 〜技ありホワイトニング編〜
4月からの新入社員面接がすべて終わりました。
新たに3名の新卒歯科衛生士さんを内定しました。
今後は迎い入れるための準備に追われる毎日になりそうです。
しかし、歯科衛生士不足が叫ばれる今日、これだけの方々に応募いただけたことはとてもありがたいことだと思います。
入社後にがっかりさせないよう、ご両親に恥ずかしくないよう、しっかりと環境を整えて迎え入れたいと思います。
さて、今回の症例です。
前歯の変色を主訴に来院されました。
神経を取ったため変色が進み、かかりつけのドクターからは
「セラミックをかぶせれば綺麗になるよ。●●万円ね、準備しておくから。」
と言われたそうです。
でも歯の形は綺麗に残っていて、年齢も若いので削りたくない。
どうにかなりませんか?とのご相談。
写真は通常のホームホワイトニング後です。
上の前歯2本が暗く変色しています。
CR(プラスチック)を詰めた小さな治療痕はありますが、形は綺麗に保存されています。
若い女性の綺麗な前歯。。
「削りたくないなー!!(院長)」
今回の治療計画は、
①まず通常のホームホワイトニングで外側から白くする(全体・2週間)
②さらにウォーキングブリーチで歯の内部から白くする(変色歯のみ・4週間)
③仕上げに不適合なCRを詰めなおしてフィニッシュ
積極的なご了承をいただいて治療開始。
こんな感じになりました。
歯に対してノーダメージです。
治療費はホワイトニング2種類で55,000円でした。
セラミックの見積もりと比べて驚かれていました。
浮いたお金で1本だけあった奥歯の銀歯をセラミックに変えられました(笑)
今回の症例で重要なポイントは、治療費ではなく(そこも大事だけど!)、
人生で永く使っていく歯を最小限のダメージで改善できたことです。
現在の私の感覚だと、この症例で前歯2本を大きく削ってセラミックをかぶせる治療は、
正直気持ち良くありません。
削りたくないです。
自分だったら削られたくないからです。
セラミック被せても綺麗にはなるんですよ。
そのときは。
でも20年後、30年後、維持できているかは不確実です。
将来を見据えて、計画的に治療を選択しています。
前歯の見た目改善相談は、まずは検診からお申し込みください。
にじの森歯科クリニック 096−339−8118