譲れない必要最小限度の治療

歯科関係者の患者さんです。

銀歯にしたくないとのことでご来院されました。

たいした大きさではない虫歯ですが、従来の手法であれば、普通は銀の詰めものにすることが多いのではないでしょうか。

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麻酔をして、拡大鏡視野で、極小器具で虫歯にアクセスします。

写真では分かりづらいけど、この穴、米粒より小さいですからね?

中に赤茶色の虫歯が見えますが、内部ではもっと広がっている虫歯です。

小さな入り口を作って、内部の虫歯を掻き出します。

隣の歯を傷つけないように、金属板を挟んでいます。

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コンポジットレジンで埋めました。

このレジン自体も再感染防止を意識したチョイスです。

もちろん、接着処理も2重3重に行います。

開業してからずっと、そしてこれからも譲れないポリシーですが、この程度の虫歯で銀歯にはしません。

ここ、大事なポイントです!!

銀歯にすることで、

①虫歯の大きさの数倍の歯質を無駄に削ることになる!

②見た目が悪すぎ!(こんなことするのは日本の保険治療ぐらいです)

”メタルフリー”を目指します!