極厚の銀歯!
神経の治療予定の患者さん。
レントゲンで銀歯の下に大きな骨の吸収像があったので、治療することに。
レントゲンでは神経には治療した形跡がないので、比較的簡単な症例だと思っていたのですが…
まず、銀歯が外れない!
削っても中身の歯が出て来ない…
銀歯、厚すぎ(笑)
計測したら厚み4.5mmでした。(1mmでいいでしょ…)
患者さんに持ってもらったら、「重い!」
しかも、プラスチック(CR)で土台が作ってある…
ということは、神経の治療済み…???
さらにプラスチックを除去していきます。
ご丁寧に神経管の入り口まで緊密にプラスチックが充填されていましたので、拡大鏡を覗きながら、超音波器具で歯を突き破らないようにちまちま削っていきます。
やっぱり神経の治療してないじゃん!!
つまり、虫歯で歯を削って、歯の頭の部分の神経だけ除去して、根の部分はそのままでプラスチックの土台を盛り上げてあるんです。
神経の保護処置の形跡もありません。
神経は腐ってジェルみたいになってました…
狭窄した神経管をニッケルチタンの器具で拡大清掃し、消毒薬を置いて終了。
時間かかりました〜〜〜
4年前の治療だそうです。
もうちょっとちゃんとしましょうよ…